ミステリー

ブルーシートに包まれた女性の遺体が発見された。集合住宅の階段の庇に吊るされた状態で。犯人は現場にメモを残している。『きょう、かえるをつかまえたよ。（後略）』

現役女子大生イタコ探偵VS懸賞金目当ての便利屋・樋山忍。二〇年前に起きた蜘蛛屋敷事件での密室殺人の謎に迫る推理バトル。様々な視点から犯人説を検討していくミステリー一辺倒の作品です

遺産を継いた飛龍想一と育ての叔母が館に越してきた。館内の各所になぜか女の裸体を模したマネキン人形が配置され、体の一部がどこか欠けている。去年、自殺した父が遺していった人形達の秘密とは

人に嘘をつけなくさせるお宝が学園祭の時だけ入れる部屋に隠されているという。噂を耳にした天内と冷堂が真相を確かめようとするのだが……。ヤクザも絡む二重密室事件、その犯人はいったい誰なのか？

高校新聞部が取材していた水族館で殺人事件が発生。外部犯の可能性はないことが監視カメラで判明してる。容疑者は館内で働く従業員の十一名。しかし、全員にアリバイがあり、捜査は難航する……

美少女が魔女の嫌疑で裁判にかけられていた。旅で偶然立ち寄った元法学部のローゼンが彼女の弁護人として参入する。彼女には三人の殺害容疑もあり、これらの無実も証明しなくてはいけない

死の味に魅了される魔女と魔女の死に恋する同級生の青年。そんな二人が二つの事件と関わり、不可解な死と直面する。檻杖くのりから再現される死者の声には、どんな真相が隠れているのか？そして二人の恋路の行方は？

魔法使いの弟子だと自称する依頼主。瀬々良木と同大学二年だった彼女は、師匠殺しの真相を探していた。犯人だと自ら名乗る姉弟子が次々と現れ、末女の＜暗黒魔導書＞を狙っている。果たして魔法事件の真相とは

八名の招待客が屋敷に集まり、主宰者の莫大な賞金を賭けた小説コンテストが開始された。この迷路館を舞台に、作者自身が被害者となる殺人モノのミステリー。それが現実に起こるとは、誰も知る由もなかったのである

今から二十年前に起きたオルゴール館での未解決事件。当時の参加者だった父母をもつ娘が、真相を暴いて欲しいと依頼してきた。謎を解く手がかりは全て作中に記されているという。現代の若き名探偵達の初陣が始まる

一年に一度開帳される有名画伯の鑑賞会で悲劇の墜落事故が起きていた。その後、奇妙な事件は続いいてく。飾られてた絵画の消失。不可能状況での来客失踪。バラバラの殺人……。一年後に明らかとなるその真実とは

合宿先のペンションにゾンビの大群が襲来！　参加者達は館に立てこもり、救助を待つ。翌日、部屋で顔を酷く齧られた仲間が発見される。扉はロックされてるし、ゾンビの侵入跡もなし。が、犯人のメモが残されていた…

『十一月最後の二日間に、真雁で男女が二人ずつ、四人死ぬ』。ある組織の痕跡を追っていたミステリ愛好会会長の譲と、会員である比留子は、その予言に巻き込まれてしまう。不可思議な力と殺人が絡む傑作ミステリー！

自殺未遂した幼馴染みを励ますための慰安旅行……のはずだった。赴いたのは亡くなる直前に霊能者が惨劇を予言した場所、瀬戸内海の霧久井島。怨霊に祟られると話題の妖しげな集落で、予言が次々と的中していく……

憧れのミステリー作家の屋敷に避難した高校生男子二人組。山火事が刻々と迫る中、隠れ通路を探すのに苦戦する。そんな時、屋敷内で不審死事件が起きてしまう。炎が先か、真相究明が先か。探偵と助手が難事件に臨む！

謎の四重殺人があった無人島の角島に、同じ大学の推理研究部、男女七名が休暇旅行で訪れる。そこの十角館で一週間の外泊を予定していたのだが、一人……また一人と謎の死を遂げていくのだった。いったい犯人は誰？

性欲とは無縁だった稔が倒錯した愛に目覚める。妙齢の女性達が次々と襲われ、躰の一部が持ち去られていた。自分の息子が犯罪者なのではと疑う母親。遺族から犯人捜査の協力を依頼された元刑事。結末に驚愕間違いなし

『スマイル・ハンター』の刊行後から、スマイルに加工された遺体が発見された。被害者は黄金社に勤める真壁の同期であった。雨宮縁の関係者が標的となり、縁は憤慨する。犯人を罠に誘うため、縁の囮作戦が始まる

左遷された元特殊部隊の悪漢警察が、天照島の秘密を知り、大賊者と化していく。それを見越していた警視庁は、自らの組織も関わる裏金問題の証拠隠滅に彼を犠牲にする。怒りに触れた島民やヤクザも巻き込む島合戦へ！