前半のストーリー
目が覚めると、エレナ・ボールダーの世界はすっかり変わっていた。目の前の美しい子爵・オスカーに「10日後に婚約破棄する」と告げられても、婚約なんてした覚えもない。(中略)――記憶喪失から始まる恋物語。電子書籍限定、特別短編「青紫の追想」を収録。時を経ても色褪せない、アドルナート卿の想いとは――。
UNEXT
記憶喪失を起こした悪名の伯爵令嬢は、
婚約者から婚約破棄を告げられていた。
過去の自分の粗相を償うため、
王子の庇護とともに記憶の痕跡を追う。
◆登場人物
エレナ・ボールダー……記憶を失った伯爵令嬢
オスカー・ウェスト……エレナの婚約者である子爵
ジェイク……オスカーと同期だった親友で医者
ルイーズ・バッソ……亡き母の専属だったエレナの侍女
イーディス……オスカーの祖母
クリスタベル……オスカーの従姉妹
『婚約破棄までの10日間』
小鳩子鈴(著)
すずむし(イラスト)
KADOKAWA
2023年9月29日発売
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※U-NEXTポイントの消費分は対象外
詳しくは——
感情トリガーとあらすじ、場面
※:本ページの情報は2023年10月時点のものです。
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【感情のトリガー↓】0~197P(スマホ)
①記憶喪失【ー】
②男の庇護【ー】
③嬢の日記【ー】
【トリガーの内訳】
①記憶喪失(嫌われ令嬢が別人のようになる)
②男の庇護(哀れな嬢を助けてあげる)
③嬢の日記(日記の内容を知る)
【刺激された感情の種類:0種】
①記憶喪失【ー】
あらすじ——
ウェスト子爵邸の客室で目覚めた伯爵令嬢は、
転んだ怪我で記憶の障害を起こしていた。
眉目秀麗なオスカーに婚約破棄を告げられ、
記憶のないエレナは彼に同情して同意する。
翌日、
エレナは、オスカーと若い医師に付き添われて、
ボールダー伯爵家の屋敷へ送ってもらう。
伯爵家の老いた侍女に迎えられると、
侍女はオスカーと若い医師を冷たくあしらう。
怪我のエレナを粗雑に扱っていた様子をみて、
令嬢を嫌っていたオスカーの心に変化が現る。
②男の庇護【ー】
あらすじ——
エレナを自宅に届けた翌日、
オスカーは親友の医師を同行させて、
ボールダー伯爵家をたずねる。
案の定、酷い扱いを受けていたエレナを見て、
オスカーは、彼女を自分の屋敷に連れていく。
③嬢の日記【ー】
あらすじ——
オスカーの屋敷に泊まった翌日、
エレナは、彼と若い医師のジェイクと共に、
オスカーの祖母が住む子爵家の別館へと赴く。
祖母のイーディスと面会を果たしたあと、
ふたたび、オスカー邸に戻ったエレナは、
記憶を失くした原因に違和感をもつ。
エレナは、その疑念を確かめるべく、
自宅から持ち出した自分の日記を開きだす。
感想(前半)
◆事件らしい事件は見られず……
物語の動きが少なく、あらすじが多い。
擬似体験度が弱いという印象。
突然、エレナ・ボールダー令嬢となって目覚め、
主人公はイケメンの令息邸で介抱されていた。
生活・教養知識以外の記憶を失くしたエレナは、
自分のアイデンティティを思い出そうとする。
簡単に要約すると前半はそんなストーリーです。
ずっと、平常運転しているかんじ。
面白さより、美学を見せたいのかもですね。
美学は、わかりづらさの中に隠れています。
例えば、傲慢で性格が歪んでいたエレナを、
オスカー令息は見限って婚約破棄を決めました。
が、別人のように人格が変わっていた彼女に、
心惹かれていく様子が描写されています。
エレナを自宅に送ってあげた後も彼女を心配し、
毎日診るという友人のジェイク医師に嫉妬する。
怪我人のエレナを愛でるように扱い、
綺麗な花やお似合いのドレスを提供しています。
その行動すべてに、彼の『愛』がある。
そこに女性読者は、嬉びを体験するのでしょう。
『婚約破棄までの10日間』
小鳩子鈴(著)
すずむし(イラスト)
KADOKAWA
2023年9月29日発売
想像力を鍛えて脳内映像化マスターへ!
※:執筆者の独断と偏見が含まれます。
※:本ページの情報は2023年10月時点のものです。
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