前半のストーリー
2022年上半期(1~6月)ライトノベル新作電子売上 ☆ 第 1 位 ☆(中略)海の誕生日プレゼントを買うためにアルバイトを始めたり。“恋人”として初めてづくしの日々は、とても賑やかに過ぎてゆく。ときにお互い頑張りすぎて、心配かけることもあるけれど。「頼ってくれてありがとね、真樹」絆深まる第3巻!
UNEXT
朝凪と恋人同士になってから年明け、
真樹は彼女と友達と一緒に初詣に行く。
恋人や仲間との信頼関係を築くため、
様々なイベントで共有体験していく。
◆登場人物
前原真樹……朝凪海と恋人になった冴えない高校生
朝凪海……真樹にゾッコンラブの明るい優等生
天海夕……天真爛漫で天才肌の金髪美少女
新田新奈……朝凪と天海の腰巾着的な可愛い女子
関望……真樹と友達になった野球部のクラスメイト
中田泳未……ピザ店の若いスタッフ
『クラスで2番目に可愛い女の子と友だちになった 3』
たかた(著)
日向あずり(イラスト)
KADOKAWA
2022年12月28日発売
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※U-NEXTポイントの消費分は対象外
詳しくは——
感情トリガーとあらすじ、場面
※:本ページの情報は2023年11月時点のものです。
最新の配信状況はU–NEXTサイトにてご確認ください。
【感情のトリガー↓】0~247P(スマホ)
①愛慕の看病【嘲】
②新年の幕開【ー】
③無節操な男【ー】
【トリガーの内訳】
①愛慕の看病(朝凪家での療養生活が始まる)
└襖から覗く【嘲】(ハハ)
②新年の幕開(初詣を終えて新学期が始まる)
③無節操な男(新奈の元カレと遭遇する)
【刺激された感情の種類:1種】
攻撃:★
嘲=茶番さを小バカにした半笑い(1)
①愛慕の看病【嘲】
あらすじ——
クリスマスイブの夜、
真樹は朝凪海に告白をして彼女の恋人になった。
その夜明け、真樹は高熱を出してしまい、
心配した朝凪と彼女の母親が病院へ連れていく。
仕事に復帰していた真樹の母親の了承で、
真樹は朝凪宅での療養生活をおくる。
襖から覗く【嘲】
クリスマスイブから翌日、
真樹は39度を超える高熱を出していた。
母は仕事に復帰していて今はいない。
部屋で大人しく安静するはずだったが、
恋人の朝凪に報告したことで状況が一転。
自宅に朝凪と、その母親が駆けつけてきて、
着の身着のまま病院へと連れていかれる。
点滴処置とお薬代まで立て替えてもらい、
真樹は朝凪家の恩に感謝の気持ちでいっぱいだ。
そのあと、自宅ではなく、なぜか朝凪宅へ。
真樹の母はすでに承諾していたようで、
本人は客間の部屋で療養することに。
朝凪の母は、買いだしでお出かけ中。
今は、朝凪と真樹のふたりきり。
あれこれ世話を焼いてくれる朝凪が、
襖で隔たれた隣のリビングにいる。
そこで、安心して眠りにつこうと、
真樹がウトウトしていた場面である。
朝凪宅の一階の客間。
音のしたほうへとゆっくりと首を動かすと、そこにはわずかに開けられた襖の隙間から、じっと俺の様子を心配そうな顔で覗き込む可愛い彼女がいて。
《前掲書、 P.59~60》※スマホで閲覧
「う、み……?」
「! ご、ごめん。ちゃんと寝てるかなって心配になっちゃって……」
(中略)
ばつが悪そうに笑って元の場所に戻っていった海だが、心配性で寂しがり屋の海の性格を考えると、なんとなくまた同じように俺の様子を確認しそうな気がする。
なので、襖が閉まった後も、試しにそのままじっと見つめていると。
5分ほどして、再びそろ~、と海が顔を出してきた。
「「…………」」
——ハハ。
愛されてる感は、すごい伝わるけど、
すこしゾッとしない?
隙間から覗かれている状況って。
でも、真樹は幸せものだ。
彼の両親は離婚しているけど、
たくさん、周りから愛をもらっているからね。
真樹が非行に疾ることもなさそうな気がする。
②新年の幕開【ー】
あらすじ——
真樹が朝凪家での療養生活を送るなか、
朝凪は、天海と新田を見舞いに連れてくる。
新年の初詣も彼女達3人と行くことになり、
真樹は、着付け姿の朝凪に見惚れる。
新学期の席替えが行われ、
真樹を囲うように友達と隣同士になる。
③無節操な男【ー】
あらすじ——
学校の昼休み、
女友達と一緒していた真樹は、
あとから参加した関望と遊ぶ約束をする。
約束の休日、望と市民体育館へおもむき、
真樹は、筋トレを指導してもらう。
後日、筋肉痛に苦しむ真樹に、
新田がファミレスでの貸しを返そうとする。
譲渡ができない食事券でのお返しだったため、
真樹はそれで朝凪と天海、新田にご馳走する。
感想(前半)
◆真樹に対する溺愛ぶりが可愛い
彼氏が高熱を出したとの報告を受け、
居ても立っても居られない朝凪海は、
真樹を自宅に連れ込んでおりました。
風邪が移るかもしれないリスクに構わず、
海は、客間で横になる彼の隣に付き添い、
夜も自分用の布団をだして添い寝です。
真樹を慕う愛の深さが窺えますね。
ただ、それゆえに嫉妬心もつよめ。
彼が他の女友達のことを褒めようものなら、
こっそり体を抓って警告してきます。
この分かりやすさが可愛らしい。
◆日常の光景に力が入っている
正月の行事、初詣のようすなど、
真樹達の行動が細かく描写されており、
彼らの内面や生活感がより伝わってきます。
◆まだ事件は起きていない
恋人同士になっても、
真樹と海のベタベタは止まりません。
二人の間にトラブルが発生することもなく、
順調に新学期を迎えております。
さすがにちょっとマンネリ感が漂いますね。
友達とも上手くいってるし、
終始、平和な日常を送っているので。
後半の感情トリガー
【感情のトリガー↓】247~515P(スマホ)
①バイト開始【恩】
②チョコの日【悦・畏・知】
③誕生日祝い【ー】
【トリガーの内訳】
①バイト開始(真樹がアルバイトを始める)
└バイト帰り【恩】(ヤサシイ)
②チョコの日(バレンタインデーで朝凪が頑張る)
├お菓子作り【悦】(ヨカッタ)
├彼女の父親【畏】(ウ…)
└飴玉の意味【知】(ヘェ~)
③誕生日祝い(朝凪の誕生日祝いをする)
【刺激された感情の種類:4種】
幸福:★
悦=困難を乗り越えた今に感謝(1)
賛美:★
恩=情けを頂いたと感づる(1)
思考:★
知=豆知識を教えてくれる(1)
恐怖:★
畏=相手の威厳に恐縮する(1)
全体を通してのプロット
A【人物・世界観の説明】
①イブの夜から真樹と朝凪は恋人の仲
②真樹は朝凪の笑顔を見るための努力を厭わない
③朝凪海は真樹に溺愛している
a【物語が始まる起点・問題】
☆バレンタインデー、ホワイトデー、
朝凪の誕生日が迫っている
B【発生した問題への対処】
○恋人への誕生日プレゼントを買うため、
真樹はアルバイトを始める
b【問題の広がり・深刻化・窮地】
①バレンタインデーを迎える
②ホワイトデーのお返しをする
③朝凪の誕生日が近い
C【人物の葛藤・苦しみ】
○真樹が朝凪へのプレゼント購入で悩む
c【問題解決に向かう最後の決意】
★天海夕の言葉を参考に、
真樹が誕生日プレゼントを決める
D【問題解決への行動】
◯朝凪の誕生日会でプレゼントを渡す
読了した感想
◆まるでユートピアにいるような二人
これぞ理想って思えるような恋人関係でした。
風邪をひいて弱っている真樹に、
献身的に尽くそうとする海のやさしさ。
そんな海の我儘につき合ってあげたり、
彼女を喜ばせるためにバイトまで始めたりと、
相手の期待に応えようとする真樹の愛情深さ。
ふたりとも、終始ラブラブだから、
彼らの友達と同じような気持ちになりますね。
もう分かったから。
ふたりが強い愛で結びついているのは。
べたべたは他でやってくださいって。
真樹の人格が素晴らしすぎるから、
海とガチ喧嘩することもなさそう。
他の女にも現を抜かしませんし、誠実です。
僕としては面白みがなく残念ですが、
こういう男がもっと増えていけばと願います。
『クラスで2番目に可愛い女の子と友だちになった 3』
たかた(著)
日向あずり(イラスト)
KADOKAWA
2022年12月28日発売
想像力を鍛えて脳内映像化マスターへ!
※:執筆者の独断と偏見が含まれます。
※:本ページの情報は2023年11月時点のものです。
最新の配信状況はU–NEXTサイトにてご確認ください。
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