『スパイ教室09 《我楽多》のアネット』はどんなストーリー?
◆どんなストーリー?
島で二週間のバカンスを過ごす初日、
『灯』は民宿で働くクラウスの許嫁と出遇う。
彼女から島の名所を教えてもらい、
少数に分かれた少女達は別々に行動していた。
数日後、各少女達に不幸な事件が起きてしまう。
バカンスが終わる前に各事件を解決するため、
少女たちが恋と捜査と奔走をするストーリー。
◆主要人物
クラウス『燎火』……スパイチームの指揮官
リリィ『花園』……喧々たる銀髪の17歳
ジビア『百鬼』……凛然とした白髪の17歳
サラ『草原』……小胆な茶髪の15歳
ティア『夢語』……優艶な黒髪の18歳
グレーテ『愛娘』……静淑な赤髪の18歳
モニカ『灰燼』……不遜な蒼銀髪の16歳
アネット『忘我』……純真冷酷な灰桃髪の14歳
エルナ『愚人』……淡然たる金髪の14歳
『スパイ教室09 《我楽多》のアネット』
竹町(著)
トマリ(イラスト)
KADOKAWA
『スパイ教室09 《我楽多》のアネット』の感情トリガー
※:本ページの情報は2023年3月時点のものです。
最新の配信状況はU–NEXTサイトにてご確認ください。
【感情のトリガー↓】481ページ(スマホ)
①許嫁【笑・謎・呆】
②事件【知・蟠・興・推】
③海賊【謎・解/察・驚・憐・解】
④黒幕【慮】
⑤継承【突】
トリガー数:15
【トリガーの内訳】
①許嫁(燎火が結婚を約束した許嫁と出遇う)
├日焼け止め【笑】(アハハ)45
├集合の規則【謎】(ナゾ)55
└島民の許嫁【呆】(ッ⁉︎——)71
②事件(島で謎の不審死事件が起こる)
├海賊の呪い【知】(ヘェ~)96
├尋ねる少女【蟠】(キニナル)156
├捜査の開始【興】(ワクワク)174
└水浸しの室【推】(マテヨ…)188
③海賊(リリィ一行が海賊船を発見する)
├蠢く黒い影【謎】(ナゾ)217
├殺人犯判明【解/察】(ナルホド)238
├殺人鬼は別【驚】(エッ⁉︎ イガイ)246
├海賊ごっこ【憐】(アチャァ…)278
└水浸しの室【解】(ナルホド)290
④黒幕(連続殺人鬼を討った黒幕が明かされる)
└砲撃の回避【慮】(コウシタラ)346
⑤継承(『焔』の双子の意志を二人の少女が継ぐ)
└占い師の案【突】(オイオイ)406
【刺激された感情の種類:13種】
幸福:0
賛美:0
驚度:2
驚=予想外の出来事(1)
呆=突然で呆気にとられる(1)
思考:8
知=豆知識を教えてくれる(1)
解=不可解が解明される(2)
推=謎を解く仮説を考察する(1)
慮=悪い状況の打開策を考察(1)
謎=行動や現象に不可解を残す(2)
察=ヒントから展開の予測がつく(1)
不幸:1
蟠=中途半端でまだ未解決(1)
恐怖:0
攻撃:3
笑=滑稽さを感じて可笑しい(1)
突=予期しなかった相手の誤り(1)
憐=無様な様子を気の毒に思う(1)
乗気:1
興=この後の展開が気になる(1)
①許嫁【笑・謎・呆】
あらすじ——
ゲルデの隠した機密文書には、
《暁闇計画》の一部分が載っていた。
ディン共和国以外の三カ国が絡んでおり、
近いうちに再び世界大戦が起こるという内容。
『灯』に与えられた今回の新たな任務は、
その計画の全貌を突き止めることである。
そのまえに、先の任務の疲れを癒すため、
クラウスは生徒たちと一緒に休暇をとり、
二週間のバカンスを楽しむのだったが……
————————
❶日焼け止め【笑】
休暇でビーチに来ていた黒髪のティアが、
白髪ジビアにオイルを塗られようとするシーン。
マルニョース島〈カンフェザービーチ〉。
休暇で『灯』のメンバー全員が訪れていた。
ライラット王国北西の離島にあり、
辺りに広がる美しい白浜のせいで、
太陽熱を帯びた熱い地面を忘れてしまいそうだ。
空を見上げると、ウミネコらしき影がただよい、
彼らの真下は広大なマリッジブルーが畝っている。
一日貸し切っていた『灯』の少女たちは、
歓喜の声をあげ、微温い海に躍りでていった。
豊満なバストを有する姦しい銀髪のリリィ。
冷酷さも秘めた純真無垢の灰桃髪アネット。
小心者だけど心優しい誠実な茶髪のサラ。
子供っぽい水着で海に嬉々する彼女らと違い、
優艶な黒長髪のティアは、なんとも蠱惑的で、
隠している面の少ない悩ましい水着姿だ。
ティアは泳ぐ前に日焼け止めを塗るため、
辺りを見渡し、貞実的なクラウスを探した。
ティアの傍にいた凛然たる白髪のジビアが、
彼女の下心を無視してオイルを持ちだした。
ティアをその場に寝転がし、
タンクトップビキニ姿のジビアが塗って——
あげようとする寸前、ティアが言った。
迂闊に触らないほうがいいわ。
媚薬成分も入っているから——。
ジビアがすかさずツッコむ。
なぜ、それを自分に塗ろうとしたっ?!
——アハハ……(笑)
ティアは海を楽しむより、
クラウスと娯しみたいんですねぇ……。
このボケにツッコむ、ジビアも最高です。
————————
❷集合の規則【謎】
バカンスの一日目で、
自分の部屋に集めた少女たちに、
クラウスが休暇のルールを伝えるシーン。
バカンス一日目の朝。
ライラット王国北西にある離島——
島民が暮らすマルニョース島。
そこのペンションの借りた自室に、
クラウスは8人の少女たちを呼び出した。
彼は真剣な面持ちで言う。
バカンスのルールを一つ、設けたい、と。
リリィたち全員が訝しげな表情をしていた。
そんな彼女たちにクラウスは続けた。
全員で集まっていいのは、
一日目、十三日目、十四日目のみだ、と。
それを聞いて、
一応メンバーのリーダーであるリリィが訊いた。
その理由を。
その問いについては、
十三日目に明かすとクラウスは答えていた。
——なぞ。(謎)
今回の任務とどう関係があるというのか?
スパイが一箇所に固まるのはタブーだから?
少女たちの行動を観察したいから?
少女たちをエサに敵を炙り出すため?
————————
❸島民の許嫁【呆】
『灯』のみんながペンションのバルコニーで、
海鮮バーベキューを楽しんでいるシーン。
バカンス一日目の夜。
〈カンフェザービーチ〉を堪能したあと、
『灯』全員、クラウス達の宿に歩を進めた。
別の宿に宿泊してるメンバーも集まり、
宴会を楽しもうとしていたのだ。
ペンションはバルコニー付きの一軒家で、
ごくありふれた民宿。
そのペンションの前で島民の少女が待っていた。
クラウスを見るなり少女は言い出した。
クラウス様っ! お久しぶりじゃっ!
ラフタニア♀——
16歳。
ペンションで働いている給仕係。
全身がこんがりと日焼けしており、
ウルフカットの金糸雀色の髪をした少女。
肌と髪色のコントラストが際立っていて、
大自然に戯れる健康的な身体つきをしている。
陽気な性格をしており、島特有の訛りが強く、
「~じゃっ」と、高齢くさい語で話す。
(『ラブひな』のカオラ・スゥに似てる?)
クラウスも彼女のことを覚えていた。
6年ぶりの再会だという。
このラフタニアがメンバーを案内し、
ご馳走を振る舞ってくれるようだ。
ペンションのバルコニー——
月に照らされる夜景と海が眺められる——
に『灯』は集まり、仲間は盛り上がっていた。
新鮮な海鮮バーベキューを嗜んでいたのだ。
地元のラフタニアが島の名所を教えてあげると、
少女たちは各々の予定を決めていく。
グレーテは当然、クラウスの独占を考えていた。
ところが……、
ラフタニアが唐突に水を差してきた。
クラウス様は別の用事があると言うのだ。
意味がさっぱり分からなかった。
怪訝な顔でこちらを窺っている少女たちに、
彼の腕をつかんで颯爽とラフタニアは言う。
儂は、クラウス様の許嫁じゃっ!
——ッ!?——(呆)
6年前に約束したのかな?
ラフタニアが10歳で、
クラウスが14歳のときに……。
②事件【知・蟠・興・推】
あらすじ——
『灯』はラフタニアに島の名所を教えてもらい、
二、三人の3つの集団に分かれて行動していた。
ところが、バカンス五日目にして事件と遭遇する。
海軍少尉の遺体がバラバラで発見されたのだ。
島では三ヶ月に一度、誰かが殺されており、
島民達は『大海賊の呪い』だと恐れていた。
ティアはこの連続不審死事件を解決するため、
サラの協力を借りて捜査を開始する……
————————
❶海賊の呪い【知】
バカンス五日目に赤髪のグレーテが、
ペンションの外で喧騒を目撃するシーン。
バカンス五日目のペンション内。
寝坊をしたグレーテは鬱々としていた。
ラフタニアという名のクラウスの許嫁に、
心を大きく掻き乱されていたのだ。
ラフタニアの強引な式典準備が進められ、
八日後にクラウスとの結婚式が行われる——
なんともめちゃくちゃなはなしだ。
当のクラウスも全くな寝耳に水のはなしで、
そもそも結婚を約束した覚えもないという。
なぜかアネットがプランナーとして動き回り、
結婚の話題は島民じゅうに知れわたっていた。
彼が婚約破棄し、ラフタニアを泣かせれば、
生徒たちも含めて島から帰さないという始末。
グレーテの悶々とした気分は一向に晴れない。
その時、ペンションの外で騒ぎが起きていた。
島の軍人が老いたじいさんを咎めていたのだ。
手早く身支度をし、グレーテも駆けつけた。
道には島民数十人の人垣ができており、
罵声を浴びせていた軍人は立ち去っていく。
グレーテは目撃していた老女に尋ねた。
なにがあったのか、と。
老女は答えた。
殺人事件があったんだと。
犯人は島民の誰かだと疑っているらしい。
マルニョース島の殺人事件——
今朝、島南端のなぎさで遺体を発見。
被害者は海軍のメルシェ少尉で、
体はバラバラに切り刻まれていた。
昨夜、海軍宿舎から抜けだして以来、
宿には戻っていなかった。
遺体に残っていた所持品から、
メルシェ少尉と特定。
震え慄きながら島民の老女が言っていた。
『大海賊ジャッカルの呪い』の仕業だと。
大海賊ジャッカルの呪い——
宝を守ろうとする大海賊の怨念があり、
島をおびやかす者はみな呪われる。
三ヶ月に一度の間隔で起こり、
島の誰かが惨たらしく殺害される。
島民、観光客、軍人、被害者に偏りはない。
この惨劇は三年前から始まっていた。
気になる話ではあったが、
自分たちには関係のないことと割り切り、
グレーテはエルナと潮干狩りに戯れるのだった。
——へぇ〜。(知)
伏線が出てきましたねぇ。
殺人事件と呪いが重要なカギになりそう。
そして、ラフタニアの行動も不自然だし、
島民のあの脅し方も無気味です。
いったい、この島にどんな秘密があるのか?
————————
❷尋ねる少女【蟠】
手懐けた海軍の男たちを侍らし、
島の繁華街を闊歩する黒髪ティアの下に、
蒼銀髪モニカが現れるシーン。
バカンス四日目。
離島であるマルニョース島の、
海軍基地周辺にある繁華街。
そこで優艶な黒髪ティアが名を轟かせていた。
島独特の白い石造りの建物がならび、
生暖かい夜の街は橙色の明かりに染まっている。
客のほとんどは女に飢えた海軍の男たちで、
彼ら向きの洋食店やパブの店が目立つ。
ティアは既に何人ものの男達を虜にし、
その繁華街の道を侍らせて闊歩していた。
まだ17歳の少女にかかわらず、
数知れずの男たちを恍惚に導いてきたような、
悩殺的で妙なる姿態がなんともエロチック。
さらに相手の願望を読みとる能力があるため、
彼女に抗える男はクラウスを除き、まずいない。
そんな愉悦に浸っているティアの腹に、
いっぱつ殴ってきたのは蒼銀髪モニカだった。
スパイなのに目立ち過ぎなティアを窘めたのだ。
島じゅうで噂されていたのである。
『大陸から黒髪のサキュバスがやってきた』と。
閑話休題、
モニカがここに来たのはサラに用があったから。
少女達は集団に分かれて行動していたのだ。
サラ、ティア →〈海軍基地近辺〉
リリィ、ジビア、モニカ →〈洞窟群〉
エルナ、グレーテ →〈カンフェザービーチ〉
モニカは忙しいようすで尋ねていた。
サラをどこかで見かけなかった?
至急、ペットを借りたいんだよね、と。
ティアが見かけたのは昼間だけ。
島民たちに可愛がられていたが、
それ以外、見てはいなかった。
モニカたちのグループは、
島に宝を隠した海賊伝説を追っていた。
ペットは宝探しのためか?
モニカはティアに言っていた。
探すのが宝なら良かったんだけどね、と。
その後、モニカは詳細を語らず、
立ち去っていくのだった……。
——気になる……(蟠)
大海賊ジャッカルの呪いに関わること??
後日発見される軍人の遺体とか……。
いや〜、もどかしい。
————————
❸捜査の開始【興】
海軍と島民のいざこざを目撃したティアが、
翌日、宿に呼び出したサラに協力要請するシーン。
バカンス六日目。
クラウスたちとは別の民宿の部屋。
ポカポカと陽の明るいお昼に、
黒髪のティアは茶髪のサラを呼び出していた。
彼女に昨日の出来事を述べ、協力をお願いした。
昨夜の出来事——
ティアが宿に戻っていたとき、
外にある広場で海軍3人が怒声を浴びせていた。
そこに集まる多くの島民たちに向けて。
今朝の未明、メルシェ少尉の遺体が発見され、
犯人は海軍に恨みをもつ島民達だと疑っていた。
ティアの誘惑的な交渉で軍人たちを諌め、
怖がる島民たちを安心させた。
たまたま通りかかったラフタニアが言うには、
島民と海軍との軋轢は昔からあるとのこと。
軍は基地を拡大し、島民を払おうとしている。
海賊の呪いというものがあり、
三ヶ月ごとに島の誰かが惨殺されるらしい。
すでに十人以上の犠牲者が出ていた。
そこで、ティアは決意したのだった。
この連続不審死事件を解き明す、と。
ティアは前回の『白蜘蛛』討伐を煽てあげ、
活躍していたサラの気分を快調にさせた。
承認欲求を満たしてあげれば相手はちょろい。
サラの口から協力するという言質をいただき、
さりげなくティアは頼んだのだ。
ありがと——じゃあ、ホステスになって。
藪から棒で、憮然とする気弱なサラに、
ティアは煌びやかな夜ドレスを着せようとする。
そして、この未成年の少女たちが歩を進めるのだ。
情欲にまみれた大人の世界に……。
——わくわく!(興)
おそらく、リリィたちも動いているのでしょう。
モニカがサラの動物を借りたがっていましたし。
となると、どうもラフタニアが怪しい……。
連続不審死事件は三年前からはじまり、
ラフタニアの母が殺されたのも三年前……。
海軍を恨んでいるという動機もありますし、
まさか……ラフタニアがシリアルキラー??
『灯』に名所を教えていたのも、
誘導の可能性がありますからね。
こりゃあ、わくわくします!
————————
❹水浸しの室【推】
海軍の情報を集めるため、
ホステスにサラと潜入していたティアが、
自分の宿部屋に戻ってくるシーン。
バカンス六日目。
海軍行きつけのホステスから切りあげ、
サラとティアは自分たちの宿に向かっていた。
人見知りで慣れない接客をしたせいか、
茶髪のサラは、えらく困憊しているようす。
帰り道は途中までティアと一緒だったが、
サラは逃げるように帰っていった。
サラに無理をさせ過ぎたことを反省し、
ティアは彼女とは別の宿に帰っていった。
ホステスで海軍から入手した情報——
どの事件も目撃者はなし。
昨夜の遺体で見つかってない部位もある。
容疑者は未だ挙がっていないが、
犯行の凶器に謎の道具が使われていた。
基地の拡大計画は全て、グラニエ中将の意向。
バカンスを終えるまでに解決できるだろうか?
ティアは今後の捜査方針を模索しながら、
二階の自分の部屋に入っていく…………
部屋のようすがおかしい……。
目を疑いたくなるような光景だ……。
ティアはしばらく放心状態だった。
部屋が水浸しになっていたのだ。
天井から浸水した水が滴っており、
床におおきな水溜りができている。
ベッドが倒され、衣類の扉は開けっ放し。
しかも、ただの水ではない——
磯のつんざく香りのする海水だ。
壁に幽霊の髪のような海藻がへばりついていた。
間違いなく部屋の鍵は締められていた。
窓から侵入した形跡も見られない。
まさか——
『大海賊の呪い』だとでもいうのか……。
——まてよ……(推)
犯人はラフタニアか、彼女の父親では?
ペンションのオーナーだから、
合鍵を使って入ったのかもしれない。
海賊の呪いだと思わせて、
ティアにこれ以上、捜査をさせないために。
それに、
ティアがこの事件を追うと宣言した時、
傍にいたラフタニアは少し困っていたような……。
母の死に関する意趣返しが動機で、
父親と共謀しているとか??
③海賊【謎・解/察・驚・憐・解】
あらすじ——
バカンスの四日目、
リリィ一行は大海賊の船を発見した。
しかし、彼女たちのふざけた行為が仇となり、
世界遺産に大きな損壊を与えてしまうのだった。
調べられればディン共和国の仕業だとバレる。
リリィたちは証拠隠滅に必要な金を稼ぐため、
如何わしい手段にでるのだった……
————————
❶蠢く黒い影【謎】
海軍基地の宿舎にいたティア一行が、
女性軍人の悲鳴に駆けつけるシーン。
バカンス八日目。
マルニョース島海軍基地の宿舎の中。
そこに3人の少女がいた。
不審事件を潜入捜査していた黒髪ティア。
ティアに協力を頼まれていた茶髪サラ。
興を唆られて付いてきた灰桃髪アネット。
女性軍人の悲鳴に駆けつけた3人は、
とても奇妙な光景を目の当たりにしていた……。
その少しまえ——
軍人の一人を誑かしていたティア一行は、
基地の中央管理室に忍びこみ、
見たこともない秘密兵器の設計図を見つけた。
それはスパイ用に特化した武器だった。
そこにグラニエ中将が現れた。
海軍基地の総司令官である。
しかも、ひとりで。
五十代半ばくらいの太った中将は知っていた。
ティアたちがディン共和国のスパイだと。
彼がなぜ知っていたのかは不明だが、
侵入してきたティアたちを案内した。
海軍基地の——裏研究所に。
縦横、約60メートルと40メートル——
サッカーのコート半分ほどの部屋に、
科学者たちが忙しなく働いている。
そこで、新兵器が開発されていた。
中将はその理由を教えてやる条件として、
今回の不審死事件の真相を突きとめ、
犯人を捕縛しろと言ってきた。
ティア一行はその条件をのむことにした。
そして、天候が荒れていたため、
軍の宿舎を借りていたのだった。
ところが、宿舎で停電が発生した。
暗い廊下のほうで女性軍人の叫声がひびく。
電気が走ったように部屋をとびだし、
真っ暗な廊下をティアたちは駆けつけた。
腰をぬかして涙する女性軍人のほかに、
廊下には無数の軍人たちが呆然と佇んでいた。
ティア一行は拾った懐中電灯で食堂を照らした。
無気味な黒い影がうごめいていた。
食堂には磯臭さが瀰漫しており、
彼らはボロい黒マントを纏っている。
茶髪サラと動物たちが影を追い払うと、
彼らは窓から消え去っていった。
停電が復旧し、室内は明るくなった。
まるで幻覚でも見ていたかのような——
それは海賊を思わせる光景だった……。
——なぞ。(謎)
グラニエ中将はなぜ知っていたのか?
ティアたちがディン共和国のスパイだと。
新兵器開発は世界大戦が迫っているからだろう。
その武器を誰かが盗み、
不審死事件を起こしているようだが……
ボロマントの影たちが謎すぎる。
彼らは幽霊的な存在なのか?
現実として存在するリアル海賊なのか?
それとも……島民たちの嫌がらせか?
————————
❷殺人犯判明【解/察】
ビーチに呼び出したティアとサラが、
容疑者に自白させるシーン。
バカンス十日目。
夜八時をまわった〈カンフェザービーチ〉。
ティアとサラは容疑者を呼び出していた。
ひと目のつかない岩陰まで案内し、
逃げれないように二人は容疑者を挟んでいる。
少尉の殺人に使われていた凶器は判明していた。
《電壊石》——
一見ただの金属棒だが、
人を動かせるほどの電磁石を発せられ、
刃物と組み合わせればバラバラにできる代物。
それが盗まれていたと中将は述べていた。
ティアはバカンス五日目の朝、
容疑者とばったり出遇っていた。
民宿の外にある広場で騒動が起きていた時、
相手はすごい荷物を抱え、足早に移動していた。
目撃したティアに呼びかけられ、
煩わしそうな顔もしていた。
相手は荷物の中身をこう言っていた。
今晩の料理に使うための食材だと。
ティアは疑っていた。
それは食材でなく——
メルシェ少尉の肉片ではないかと。
本当は海に捨てるはずだったけど、
そこは既に海軍の捜査が始まっていたため、
彼女はしかたなく戻ってきたのだと。
そして、その肉片を料理に使おうしていた——
熟成肉のハンバーグだと偽って……。
岩陰で追い詰められていた容疑者は、
証拠がないだろと言ってきた。
ティアには確信があった。
彼女の部屋に《電壊石》があるはずだ。
容疑者はとうとう明かした。
使った凶器はすでに渡してあると。
バカンス八日目の日にお守りとして、
赤髪グレーテにプレゼントしていたのだ。
もちろん、自分の指紋は除去してある。
今、付着しているのはグレーテの指紋だ。
容疑者は言っていた。
何がなんでもクラウスと結婚し、
この島から抜け出すのだ、と。
六年前の許嫁——ラフタニアが。
——なるほど。(解)
まさか本当にシリアルキラーだったとは……。
バラバラにして持ち運び、料理にするって、
かなりサイコな少女ですねぇ。
アネットといい勝負になりそうです。
大事な仲間を嵌めたことにティアは怒り、
金糸雀髪のラフタニアを殴った。
そして、訊ねたのだ。
なぜ自分の部屋を海水まみれにしたり、
海軍基地を襲ったのか、と。
すると、ラフタニアは答えた。
拍子抜けしたような顔で——
儂はしらんぞ?——と。
——まさか……(察)
ティアと同じ宿に泊まっている少女達——
銀髪リリィ、白髪ジビア、蒼銀髪モニカ、
この3人の仕業なのか?
彼女たちは〈洞窟群〉をまわっている。
磯臭かったのはそのため?
ボロいマントの謎はもしや、
グレーテからもらっていた布じゃ……
しかし、その理由がわからない……。
海軍を恐がらせて基地拡大を諦めさせるためか?
ティアの部屋を水浸しにしたのはなぜ?
————————
❸殺人鬼は別【驚】
再び海軍基地を訪れたティアとサラが、
グラニエ中将に訊ねるシーン。
バカンス十二日目。
海軍基地の総司令室。
島の海が一望できる最上階の部屋に、
グラニエ中将とティアとサラがいる。
三人だけの密会のようだ。
捜査報告に呼び出されたティアは言った。
全部理解している、と。
そして、彼女は中将に確認した。
連続不審死事件の本当の犯人——
それは、メルシェ少尉なのよね、と。
三年前、少尉はある母親を殺害していた。
武器が盗めたのも彼が開発局長だったから。
メルシェ少尉の死は怨恨によるもので、
ラフタニアの母は彼の犠牲になっていたのだ。
——えっ!?(驚)
わお、そこまでは予想できませんでした。
クラウスと中将も顔見知りで、
ここ何日も接触していたんだと。
どうやら、グレーテは大丈夫そうですね。
————————
❹海賊ごっこ【憐】
バカンス四日目に大発見したリリィ一行が、
嵌めをはずし過ぎちゃうシーン。
バカンス四日目。
リリィ、ジビア、モニカの3人は、
磯臭い島の洞窟を探検していた。
何百年もまえに隠された財宝を目当てに。
そして、奇跡が起こる。
なんと、本当に発見してしまったのだ。
『大海賊ジャッカルの海賊船』を……。
巨大な洞窟を通って顔をだした其れは、
紛れもなく本物で、3人は大興奮。
船の中を探索してみれば、
夢のような財宝室があるではないか。
金貨、大粒のダイヤモンド、エメラルド……。
世紀の大発見を遂げたリリィ一行は、
船の甲板で海賊ごっこを始めだした。
のちに大きく後悔するとも知らずに……。
どこかの敵と戦っていることを想定して、
リリィたちは天に向けて発砲した。
それが開戦の合図だと言って。
しかし、そこは洞窟の中。
銃弾が天井に当たるの必定だ。
すると、損壊しかけていた天井が崩れだした。
世界遺産ともなる海賊船に大きな穴が空いた。
愕然としていた少女たち。
ここは居住区と近いため、
いずれ誰かに発見される。
土砂崩れのおかげで運良くここに着いた——
大海賊ジャッカルの海賊船を。
穴は最初から空いていたことにする。
そう言ったのは白髪ジビア。
島民に知らせる前に財宝を少しくすねましょう。
そう言ったのは銀髪リリィ。
がしかし、モニカは言った。
島民に知らせるのは待った方がいい……
その前に銃弾を回収しないと……。
——あちゃぁ……(憐)
やっちゃいましたねぇ、3人とも。
でも、事故だから仕方ないんじゃ?
それに第一発見者として名を出せないでしょう。
スパイなんだから。
とういうか、リリィとモニカの関係、
いつも通りで不思議でした。
告白の答えを伸ばしていたのかな?
————————
❺水浸しの室【解】
海賊船に穴を空けてしまったリリィたちが、
探索用機材を買うために奸計を働くシーン。
バカンス六日目の夜。
リリィ、ジビア、モニカが動き出す。
彼女たちは同じ宿に泊まっている——
ティアの部屋に入っていった。
ちょうど彼女がサラとホステスに潜入し、
海軍の情報を探っていたときのことである。
リリィたちは部屋に海水をぶちまけた。
当然、弁償することを約束し、
管理人から許可は得ている。
彼女たちには今すぐお金が必要だったのだ。
照明機材などを購入し、
証拠となる銃弾を回収しなくてはいけない。
部屋に戻っときたホステス帰りのティアは、
海水塗れの部屋を無気味がり、翌日、
クローゼットのあった衣服も全て捨てた。
その瞬間をカメラに収めていたモニカは、
捨てられた衣服も回収した。
このマルニョース島では今、
蠱惑的なティアは有名人である。
『黒髪のサキュバス』として、
軍人どもから多大な人気を集めていた。
目出し帽を被ったリリィ一行は、
夜の酒場に足を踏み入れ、
海軍の連中を煽りだす。
本人である証拠写真を彼らに見せ、
オークションを開始したのだ。
ティアが着ていた衣類をすべて……。
——なるほど。(解)
水浸しの部屋の謎がやっと解明されました。
しかし、管理人もよく承諾しましたよね?
弁償できる保証なんてないのに……。
船の財宝のことはまだ言えないだろうし、
とんずらを疑われればおしまいです。
④黒幕【慮】
あらすじ——
資金調達が出来たリリィ一行は、
機材を購入し、発電機は基地から盗んでいた。
照明のおかげで船を損壊させた証拠をみつけ、
これでようやく島民に報告できると思われた。
が、海賊船が大海に流れてしまうのだった。
一時は海軍に砲撃されそうになっていたが、
少女たちの活躍により、撃破は免れた。
バカンス十三日目、『灯』の全員が集まり、
各々がこれまでの経緯を語りあう。
そして、クラウスはついに明かすのだった。
『灯』をバラバラに行動させた理由を……
————————
砲撃の回避【慮】
動きだした海賊船に乗っていたラフタニアが、
船とともに沈もうとしていたところ、
リリィ一行がそれを阻止しようとするシーン。
バカンス十二日目の夕方。
巨大洞窟のなかに留めていた海賊船が、
霧がかった大海原に流れてしまっていた。
アネットが係留のロープを切ってしまったのだ。
船内にはリリィとモニカがまだ残っている。
ジビアは助けを呼びに宿の方へ向かっていた。
海軍基地のほうまで流れていた海賊船に、
ラフタニアを連れてきたジビアが戻った。
彼女がモーターボードを貸してくれたのだ。
船と船をロープで堅く結び、
ジビアたちも海賊船に乗りこんだ。
この後どうするかを考えていると……
突つと大きな轟音が響きだした。
金糸雀色の髪をした色黒のラフタニアが、
なぜか大砲を撃ちだしたのだ。
モニカ、リリィ、ジビアは唖然とする。
すると、海軍基地の大砲がこちらに向けられた。
どうやら、海賊船もろとも撃破させるようだ。
それがラフタニアの狙いだった。
突然、リリィ達に殺人の告白をしていた彼女は、
船とともに沈没すること考えている。
クラウスに振られてしまい、
島から出る希望を失ったせいだ。
海軍に捕まってしまうのは時間の問題……。
しかし、リリィたちはそれを許さない。
ラフタニアを死なせるつもりはないし、
この海賊船を沈没させるつもりもない。
なんとしても海軍の砲撃を止めるのだ。
リリィは仲間にある奇策を提案するのだった。
——こうしたら……(慮)
【海軍基地の砲撃を止める方法】
プランA
見える位置でリリィたち全員下着姿になる!
海軍たちに武装していないことを示せば、
砲撃を止めてくれる。
プランB(奇策ではない……)
SOS信号を出す!
モーターボードの無線を使う。
モーターボードの発煙筒を使う。
リリィたちが購入していた機材照明で、
光のSOSをだす。
いや〜、難しい……。
無線で海軍と交渉してみます?
少尉をやった犯人を渡すよって。
リリィの毒で仮の死を偽り、
後からラフタニアを国外に逃すとか……。
⑤継承【突】
あらすじ——
『灯』が結成されるまえ、
『焔』の兄弟がライラット王国で暗躍していた。
彼らは《暁闇計画》の噂を聞きつけ、
裏で奸計を働く王国を転覆させようと決意する。
それから二年後……、
兄弟の意志は少女たちに継がれる。
ライラット王国に残った16歳のエルナと、
もう一人残っていた——その同居人の少女。
最強の諜報機関『創世軍』と遭遇し、
追われる身となった二人の少女達は決意する。
ライラット王国の政府を転覆させるのだ。
二人の少女たちの活劇が始まろうとしていた。
————————
占い師の案【突】
お金に困っていたワトー侯爵に、
謎の占い師が甘い話を持ちかけるシーン。
ライラット王国首都ピルカ。
首都から近い裏カジノの席で、
ある貴族の男が人生を賭けた大勝負に出ていた。
ワトー侯爵——
年齢?。
妻子持ち。
胡椒農場の領主。
世界大戦以降、地元のストライキや、
他国からの穀物輸入などで収入は急落し、
其れに相俟って財産のほうも激減していた。
二日前——。
ワトー侯爵はこの窮状から抜けだすため、
知人の紹介で、ある占い師を屋敷に招いていた。
占い師は侯爵の機微から現状を悟り、
彼にあまい蜜のような話を持ちかけた。
それは、裏カジノで有り金すべて賭けること。
——? どこが甘い話なのか?
それは、必ず勝てるようになっているから。
すでに占い師の兄弟がカジノに潜入しており、
兄のテーブル席に着けば、それでオーケー。
ディーラーである双子の兄は、
ルーレットの玉を自在に操れるという。
イカサマを疑われないように負け続け、
最後の最後で全財産を賭けて勝つという計画。
占い師は、いっさい取り分を求めないという。
ただ、裏カジノを運営する悪名高い貴族——
リュシドール家を陥れたいだけだ、と。
そんな虫歯が出来しまうような甘言に、
ワトー侯爵は疑惑的な白い目を向けていた。
すると、占い師はこう言ったのだ。
僕が人質になります。
もしもの時は迷わずころしてください、と。
侯爵は二日後、
占い師の兄が手配するテーブル席につき、
おもわず驚愕していた。
本当に玉をピンポイントに操作していたのだ。
それを確認したワトー侯爵は決意する。
彼は占い師の画策に乗っかり、
持ちうる全財産を賭けるのだった……。
——おいおいっ!(突)
ちょっと、それはリスク高すぎ。
もし、兄が裏切ったり、失敗すれば、
全財産を失い、膨大な借金が残ります。
後で弟の命を奪っても、それは変わりません。
『スパイ教室09 《我楽多》のアネット』
竹町(著)
トマリ(イラスト)
KADOKAWA
あとがき
◆『灯』の少女たちの秘武器が楽しみ!
前巻では銀髪リリィの秘武器が登場しました。
杖の先に風車がついた毒の噴射器です。
これは工作を得意とするアネットの創作物。
今回も裏で暗躍していたアネットは、
すでに各メンバーの秘武器を考えている模様。
とりあえず、武器名は明かしてくれました。
《失楽園》——『花園』のリリィ。
《悪戯娘》——『愛娘』のグレーテ。
《夢幻劇》——『夢語』のティア。
《万愚節》——『愚人』のエルナ。
《天邪鬼》——『百鬼』のジビア。
《付焼刃》——『氷刃』のモニカ。
《高天原》——『草原』のサラ。
《我楽多》——『忘我』のアネット。
いったい、どんな武器になるのか、
まったく検討もつきません。
それを捻り出そうとしているのだから、
下町先生の天才っぷりに期待でウキウキです。
ちょっと予想してみましょう。
《悪戯娘》——ドライヤー型の火炎放射器。
《夢幻劇》——感電させる鞭。
《万愚節》——殺傷力のある近接戦型水鉄砲。
《天邪鬼》——跳躍力を何倍も上げるシューズ。
《付焼刃》——鎌鼬を発する不思議な剣。
《高天原》——バーナード氏に付ける降下爆弾。
うん、まず当たることはないでしょう。
当たったら奇跡ですよ、奇跡。
『スパイ教室09 《我楽多》のアネット』
竹町(著)
トマリ(イラスト)
KADOKAWA
『スパイ教室09 《我楽多》のアネット』の用語集
体言(物の名前・指示)
双璧(どちらがすぐれているとも定めかねる、二つのすぐれたもの)
ペンション(ホテル風の民宿。民宿のうち、建物が西洋風の瀟洒な外観・内装で、食事も主に西洋料理を提供する宿泊施設を指す)
フレアトップ(フリル状の布で覆ったデザインのトップス)
アバンチュール(恋の冒険。火遊び)
ウンディーネ(水の精。湖や泉などに住み、性別はない。美しい女性の姿をしているとされ、人間との悲恋物語が多く伝えられている)
ビーチフラッグス(砂浜の旗を取り合って、走力や反射神経を鍛えるためのスポーツ。)
金糸雀色(野生のカナリアの羽色のような少しくすみのある黄色)
コントラスト(明るい部分と暗い部分との明暗の差)
採寸(注文で衣類を作る時、体の各部の寸法をはかること)
オブジェ(インテリアにおける「彫刻」や「飾り物」などを指す)
チャペル(儀式をする為に作られた会場。本来クリスチャンが礼拝する場所)
妄執(悟りきれず、心の迷いによってあくまで離さないでいる執念。妄念)
奔流(激しい勢いの流れ)
マスト(帆柱。帆船の甲板に帆を張るために立てられた垂直棒)
相好(かおつき。表情)
恫喝(おどして、恐れさせること)
言質(あとで証拠となる(約束の)言葉)
主幹(中心になって、ある仕事をする人。主任。取締り)
コードブック(暗号書,信号書)
クーデター(暴力的な手段の行使によって引き起こされる変革)
金策(いろいろ工夫して必要な金銭をととのえること)
英気(いきいきと働こうとする気力。元気)
走破(予定した距離を走りとおすこと)
慟哭(悲しみのあまり、声をあげて泣くこと)
ストライキ(労働者が集団で会社に圧力をかけ、対等な立場で交渉を行う手段で、争議行為のひとつ)
苦慮(苦心して、いろいろと考えること。思い悩むこと)
懇意(親しく交際して、仲のよい間柄であること)
絹糸(きぬいと。蚕の繭の糸)
辛勝(競技などで、かろうじて勝つこと)
寂寥(心が満ち足りず、もの寂しいこと)
ホームカミング(組織の存在を祝うために卒業生や組織の他の元メンバーを歓迎する伝統)
グラフィティアート(スプレーを用いて、公共の場に描かれる文字および絵)
動詞(ウ段で終われる)
息巻く(はげしく勢いこむ。威勢よく言いたてる)
慣用句(複数の単語で特定の意味)
一笑に付す(笑って問題にしないで済ます。 ばかにして相手にならないでいる)
宴もたけなわ(酒宴の席が一番盛り上がっている状態)
露知らず(まったく知らないで。 全然知らずに)
本を正す(物事の起こりや原因を調べて、はっきりさせる)
目を皿にする(驚いたり、物を探したりするときに、目を大きく見開く)
形容動詞(~だった、~です)
素っ頓狂(ひどく調子はずれで、まぬけなさ様)
颯爽(人の姿・態度・行動が、さわやかで勇ましい様)
婉曲(露骨でなく、遠まわしに言う様)
淫猥(情欲を刺激する、下品でみだらなこと。その様)
安牌(安全な様。危険が少ない様)
四字熟語
千戦無敗(造語。負けなしという意味?)
形容詞(「い」で終わる)
おどろおどろしい(不気味で恐ろしい。すさまじい。ぎょうぎょうしい。大げさ)
副詞(状態・程度・呼応)
おずおず(と)(相手を恐れて、ためらいながらする様子。おそるおそる)
※:執筆者の独断と偏見が含まれます。
※:本ページの情報は2023年3月時点のものです。
最新の配信状況はU–NEXTサイトにてご確認ください。
コメントを投稿するにはログインしてください。