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【小説】『スパイ教室09 《我楽多》のアネット』2023 – 感情トリガー紹介!

【小説】『スパイ教室09 《我楽多》のアネット』のイメージ
【小説】『スパイ教室09 《我楽多》のアネット』のイメージ

『スパイ教室09 《我楽多》のアネット』はどんなストーリー?

どんなストーリー?
島で二週間のバカンスをごす初日、
ともしび』は民宿で働くクラウスの許嫁いいなづけ出遇であう。
彼女から島の名所を教えてもらい、
少数に分かれた少女達は別々に行動していた。
数日後、各少女達に不幸な事件がきてしまう。
バカンスが終わる前に各事件を解決するため、
少女たちが恋と捜査と奔走をするストーリー。

◆主要人物
クラウス『燎火』……スパイチームの指揮官
リリィ『花園』……喧々たる銀髪の17歳
ジビア『百鬼』……凛然とした白髪の17歳
サラ『草原』……小胆な茶髪の15歳
ティア『夢語』……優艶な黒髪の18歳
グレーテ『愛娘』……静淑な赤髪の18歳
モニカ『灰燼』……不遜な蒼銀髪の16歳
アネット『忘我』……純真冷酷な灰桃髪の14歳
エルナ『愚人』……淡然たる金髪の14歳

スパイ教室09 《我楽多》のアネット
竹町(著)
トマリ(イラスト)
KADOKAWA

『スパイ教室09 《我楽多》のアネット』の感情トリガー

※:本ページの情報は2023年3月時点のものです。
  最新の配信状況はU–NEXTサイトにてご確認ください。

【感情のトリガー↓】481ページ(スマホ)
①許嫁【
②事件【
③海賊【/
④黒幕【
⑤継承【
トリガー数:15

【トリガーの内訳】
①許嫁(燎火が結婚を約束した許嫁と出遇う)
 ├日焼け止め【笑】(アハハ)45
 ├集合の規則【謎】(ナゾ)55
 └島民の許嫁【呆】(ッ⁉︎——)71
②事件(島で謎の不審死事件が起こる)
 ├海賊の呪い【知】(ヘェ~)96
 ├尋ねる少女【蟠】(キニナル)156
 ├捜査の開始【興】(ワクワク)174
 └水浸しの室【推】(マテヨ…)188
③海賊(リリィ一行が海賊船を発見する)
 ├蠢く黒い影【謎】(ナゾ)217
 ├殺人犯判明【解/察】(ナルホド)238
 ├殺人鬼は別【驚】(エッ⁉︎ イガイ)246
 ├海賊ごっこ【憐】(アチャァ…)278
 └水浸しの室【解】(ナルホド)290
④黒幕(連続殺人鬼を討った黒幕が明かされる)
 └砲撃の回避【慮】(コウシタラ)346
⑤継承(『焔』の双子の意志を二人の少女が継ぐ)
 └占い師の案【突】(オイオイ)406

【刺激された感情の種類:13種
幸福:0
賛美:0
驚度2
 驚=予想外の出来事(1)
 呆=突然で呆気あっけにとられる(1)
思考8
 知=豆知識を教えてくれる(1)
 解=不可解が解明される(2)
 推=謎を解く仮説を考察する(1)
 慮=悪い状況の打開策を考察(1)
 謎=行動や現象に不可解を残す(2)
 察=ヒントから展開てんかいの予測がつく(1)
不幸1
 蟠=中途半端でまだ未解決(1)
恐怖:0
攻撃3
 笑=滑稽こっけいさを感じて可笑おかしい(1)
 突=予期しなかった相手のあやまり(1)
 憐=無様ぶざまな様子を気の毒に思う(1)
乗気1
 興=この後の展開が気になる(1)

①許嫁【笑・謎・呆】

あらすじ——
ゲルデのかくした機密文書には、
暁闇計画ノスタルジア・プロジェクト》の一部分がっていた。
ディン共和国以外の三カ国がからんでおり、
近いうちに再び世界大戦が起こるという内容。
ともしび』に与えられた今回の新たな任務は、
その計画の全貌ぜんぼうを突き止めることである。
そのまえに、先の任務の疲れをいやすため、
クラウスは生徒たちと一緒に休暇をとり、
二週間のバカンスを楽しむのだったが……

————————

日焼け止め【笑】

休暇でビーチに来ていた黒髪のティアが、
白髪ジビアにオイルをられようとするシーン。

マルニョース島〈カンフェザービーチ〉。
休暇で『灯』のメンバー全員がおとずれていた。
ライラット王国北西の離島にあり、
辺りに広がる美しい白浜しらはまのせいで、
太陽熱をびた熱い地面を忘れてしまいそうだ。
空を見上げると、ウミネコらしきかげがただよい、
彼らの真下は広大なマリッジブルーがうねっている。

一日貸し切っていた『ともしび』の少女たちは、
歓喜の声をあげ、微温ぬくい海におどりでていった。
豊満なバストを有するかしましい銀髪のリリィ
冷酷さも秘めた純真無垢むく灰桃髪アネット
小心者だけど心優しい誠実な茶髪のサラ

子供っぽい水着で海に嬉々ききする彼女らと違い、
優艶な黒長髪のティアは、なんともわく的で、
隠している面の少ないなやましい水着姿だ。
ティアは泳ぐ前に日焼け止めを塗るため、
あたりを見渡し、貞実ていじつ的なクラウスを探した。

ティアのそばにいた凛然たる白髪のジビアが、
彼女の下心を無視してオイルを持ちだした。
ティアをその場に寝転がし、
タンクトップビキニ姿のジビアが塗って——

あげようとする寸前、ティアが言った。

 かつさわらないほうがいいわ。
 
やく成分も入っているから——。

ジビアがすかさずツッコむ。

 なぜ、それを自分に塗ろうとしたっ?!

——アハハ……(笑)

ティアは海を楽しむより、
クラウスとたのしみたいんですねぇ……。
このボケにツッコむ、ジビアも最高です。

————————

集合の規則【謎】

バカンスの一日目で、
自分の部屋に集めた少女たちに、
クラウスが休暇のルールを伝えるシーン。

バカンス一日目の朝。
ライラット王国北西にある離島——
島民が暮らすマルニョース島。
そこのペンションの借りた自室に、
クラウスは8人の少女たちを呼び出した。

彼は真剣な面持ちで言う。
バカンスのルールを一つ、もうけたい、と。

リリィたち全員がいぶかしげな表情をしていた。
そんな彼女たちにクラウスは続けた。

 全員で集まっていいのは、
 一日目、十三日目、十四日目のみだ
、と。

それを聞いて、
一応メンバーのリーダーであるリリィがいた。
その理由を。

その問いについては、
十三日目に明かすとクラウスは答えていた。

——なぞ。(謎)

今回の任務とどう関係があるというのか?
スパイが一箇所に固まるのはタブーだから?
少女たちの行動を観察したいから?
少女たちをエサに敵をあぶり出すため?

————————

島民とうみん許嫁いいなづけ【呆】

『灯』のみんながペンションのバルコニーで、
海鮮バーベキューを楽しんでいるシーン。

バカンス一日目の夜。
〈カンフェザービーチ〉を堪能たんのうしたあと、
『灯』全員、クラウス達の宿にを進めた。
別の宿に宿泊してるメンバーも集まり、
宴会を楽しもうとしていたのだ。

ペンションはバルコニー付きの一軒家で、
ごくありふれた民宿。
そのペンションの前で島民とうみんの少女が待っていた。
クラウスを見るなり少女は言い出した。

 クラウス様っ! お久しぶりじゃっ!

ラフタニア♀——
16歳。
ペンションで働いているきゅう係。
全身がこんがりと日焼けしており、
ウルフカットの金糸雀カナリア色の髪をした少女。
肌と髪色のコントラストが際立っていて、
大自然にたわむれる健康的な身体つきをしている。
陽気な性格をしており、島特有のなまりが強く、
「~じゃっ」と、高齢くさい語で話す。
(『ラブひな』のカオラ・スゥに似てる?)

クラウスも彼女のことを覚えていた。
6年ぶりの再会だという。
このラフタニアがメンバーを案内し、
そうを振る舞ってくれるようだ。

ペンションのバルコニー——
月にらされる夜景と海がながめられる——
に『灯』は集まり、仲間は盛り上がっていた。
新鮮な海鮮バーベキューをたしなんでいたのだ。

地元のラフタニアが島の名所を教えてあげると、
少女たちは各々の予定を決めていく。
グレーテは当然、クラウスの独占を考えていた。

ところが……、
ラフタニアが唐突とうとつに水を差してきた。
クラウス様は別の用事があると言うのだ。
意味がさっぱり分からなかった。

げんな顔でこちらをうかがっている少女たちに、
彼の腕をつかんで颯爽さっそうとラフタニアは言う。

 わしは、クラウス様の許嫁いいなづけじゃっ!

——ッ!?——(呆)

6年前に約束したのかな?
ラフタニアが10歳で、
クラウスが14歳のときに……。

②事件【知・蟠・興・推】

あらすじ——
『灯』はラフタニアに島の名所を教えてもらい、
二、三人の3つの集団グループに分かれて行動していた。
ところが、バカンス五日目にして事件と遭遇そうぐうする。
海軍しょうの遺体がバラバラで発見されたのだ。
島では三ヶ月に一度、誰かが殺されており、
島民とうみん達は『大海賊の呪い』だとおそれていた。
ティアはこの連続不審死事件を解決するため、
サラの協力をりて捜査を開始する……

————————

海賊の呪い【知】

バカンス五日目に赤髪のグレーテが、
ペンションのおもて喧騒けんそうを目撃するシーン。

バカンス五日目のペンション内。
寝坊をしたグレーテは鬱々うつうつとしていた。
ラフタニアという名のクラウスの許嫁に、
心を大きくみだされていたのだ。

ラフタニアの強引な式典準備が進められ、
八日後にクラウスとの結婚式が行われる——
なんともめちゃくちゃなはなしだ。

当のクラウスも全くなみみに水のはなしで、
そもそも結婚を約束したおぼえもないという。
なぜかアネットがプランナーとして動き回り、
結婚の話題は島民じゅうに知れわたっていた。
彼が婚約破棄はきし、ラフタニアを泣かせれば、
生徒たちもふくめて島から帰さないという始末。

グレーテの悶々もんもんとした気分は一向に晴れない。
その時、ペンションのおもてさわぎが起きていた。
島の軍人がいたじいさんをとがめていたのだ。

手早く身支みじたくをし、グレーテも駆けつけた。
道には島民とうみん数十人の人垣ひとがきができており、
せいを浴びせていた軍人は立ち去っていく。
グレーテは目撃していた老女にたずねた。
なにがあったのか、と。

老女は答えた。
殺人事件があったんだと。
犯人は島民の誰かだと疑っているらしい。

マルニョース島の殺人事件——
今朝けさ、島南端のなぎさで遺体を発見。
被害者は海軍のメルシェしょうで、
体はバラバラにきざまれていた。
昨夜ゆうべ、海軍宿舎から抜けだして以来、
宿には戻っていなかった。
遺体に残っていた所持品から、
メルシェ少尉と特定。

震えおののきながら島民の老女が言っていた。
『大海賊ジャッカルののろい』の仕業だと。

大海賊ジャッカルの呪い——
たからを守ろうとする大海賊の怨念があり、
島をおびやかす者はみな呪われる。
三ヶ月に一度の間隔で起こり、
島の誰かがむごたらしく殺害される。
島民、観光客、軍人、被害者にかたよりはない。
この惨劇は三年前から始まっていた。

気になる話ではあったが、
自分たちには関係のないことと割り切り、
グレーテはエルナとしお干狩ひがりにたわむれるのだった。

——へぇ〜。(知)

伏線が出てきましたねぇ。
殺人事件と呪いが重要なカギになりそう。
そして、ラフタニアの行動も不自然だし、
島民のあの脅し方も無気味です。
いったい、この島にどんな秘密があるのか?

————————

尋ねる少女【蟠】

なずけた海軍の男たちをはべらし、
島の繁華街をかっする黒髪ティアの下に、
蒼銀髪モニカが現れるシーン。

バカンス四日目。
離島であるマルニョース島の、
海軍基地周辺にある繁華街。
そこで優艶な黒髪ティアが名をとどろかせていた。

島独特の白い石造りの建物がならび、
生暖かい夜の街はだいだい色の明かりにまっている。
客のほとんどは女にえた海軍の男たちで、
彼ら向きの洋食店やパブの店が目立つ。

ティアはすでに何人ものの男達をとりこにし、
その繁華街の道をはべらせて闊歩していた。
まだ17歳の少女にかかわらず、
数知れずの男たちを恍惚こうこつに導いてきたような、
悩殺的でたえなる姿たいがなんともエロチック。
さらに相手の願望を読みとる能力があるため、
彼女にあらがえる男はクラウスを除き、まずいない。

そんなえつに浸っているティアの腹に、
いっぱつなぐってきたのは蒼銀髪モニカだった。
スパイなのに目立ち過ぎなティアをたしなめたのだ。
島じゅうでうわさされていたのである。
『大陸から黒髪のサキュバスがやってきた』と。

かんきゅうだい
モニカがここに来たのはサラに用があったから。
少女達は集団に分かれて行動していたのだ。

サラ、ティア →〈海軍基地近辺
リリィ、ジビア、モニカ →〈洞窟群どうくつぐん
エルナ、グレーテ →〈カンフェザービーチ

モニカはせわしいようすで尋ねていた。

 サラをどこかで見かけなかった?
 
きゅう、ペットを借りたいんだよね、と。

ティアが見かけたのは昼間だけ。
島民たちに可愛がられていたが、
それ以外、見てはいなかった。

モニカたちのグループは、
島に宝をかくした海賊伝説を追っていた。
ペットは宝探しのためか?

モニカはティアに言っていた。

 探すのが宝なら良かったんだけどね、と。

その後、モニカは詳細を語らず、
立ち去っていくのだった……。

——気になる……(蟠)

大海賊ジャッカルの呪いに関わること??
後日発見される軍人の遺体とか……。
いや〜、もどかしい。

————————

捜査の開始【興】

海軍と島民のいざこざを目撃したティアが、
翌日よくじつ、宿にび出したサラに協力要請するシーン。

バカンス六日目。
クラウスたちとは別の民宿の部屋。
ポカポカとの明るいお昼に、
黒髪のティアは茶髪のサラを呼び出していた。
彼女に昨日ゆうべの出来事をべ、協力をお願いした。

昨夜ゆうべの出来事——
ティアが宿に戻っていたとき、
おもてにある広場で海軍3人が怒声をびせていた。
そこに集まる多くの島民たちに向けて。
今朝けさめい、メルシェ少尉の遺体が発見され、
犯人は海軍にうらみをもつ島民達だとうたがっていた。
ティアの誘惑的な交渉で軍人たちをいさめ、
こわがる島民たちを安心させた。
たまたま通りかかったラフタニアが言うには、
島民と海軍との軋轢あつれきは昔からあるとのこと。
軍は基地を拡大し、島民をはらおうとしている。
海賊の呪いというものがあり、
三ヶ月ごとに島の誰かが惨殺ざんさつされるらしい。
すでに十人以上の犠牲者が出ていた。

そこで、ティアは決意したのだった。
この連続不審死事件をき明す、と。

ティアは前回の『白蜘蛛』討伐をおだてあげ、
活躍していたサラの気分を快調にさせた。
承認欲求を満たしてあげれば相手はちょろい。
サラの口から協力するというげんをいただき、
さりげなくティアは頼んだのだ。

 ありがと——じゃあ、ホステス﹅﹅﹅﹅になって

やぶから棒で、ぜんとする気弱なサラに、
ティアはきらびやかなナイトドレスを着せようとする。
そして、この未成年の少女たちが歩を進めるのだ。
情欲にまみれた大人の世界に……。

——わくわく!(興)

おそらく、リリィたちも動いているのでしょう。
モニカがサラの動物を借りたがっていましたし。
となると、どうもラフタニアがあやしい……。
連続不審死事件は三年前からはじまり、
ラフタニアの母が殺されたのも三年前……。
海軍を恨んでいるという動機もありますし、
まさか……ラフタニアがシリアルキラー??
『灯』に名所を教えていたのも、
誘導の可能性がありますからね。
こりゃあ、わくわくします!

————————

水浸しの室【推】

海軍の情報を集めるため、
ホステスにサラと潜入していたティアが、
自分の宿部屋にもどってくるシーン。

バカンス六日目。
海軍行きつけのホステスから切りあげ、
サラとティアは自分たちの宿に向かっていた。

人見知りでれない接客をしたせいか、
茶髪のサラは、えらく困憊こんぱいしているようす。
帰り道はちゅうまでティアと一緒だったが、
サラは逃げるように帰っていった。

サラに無理をさせ過ぎたことを反省し、
ティアは彼女とは別の宿に帰っていった。

ホステスで海軍から入手した情報——
どの事件も目撃者はなし
昨夜のたい見つかってない部位もある
容疑者はいまがっていないが、
犯行の凶器に謎の道具が使われていた
基地の拡大計画は全て、グラニエ中将の意向

バカンスを終えるまでに解決できるだろうか?
ティアは今後の捜査方針をさくしながら、
二階の自分の部屋に入っていく…………

部屋のようすがおかしい……。
目を疑いたくなるような光景だ……。
ティアはしばらく放心状態だった。

部屋が水びたしになっていたのだ。
天井から浸水した水がしたたっており、
床におおきな水たまりができている。
ベッドが倒され、衣類の扉はけっ放し。
しかも、ただの水ではない——
いそのつんざく香りのする海水だ。
壁に幽霊の髪のような海藻がへばりついていた。

間違いなく部屋の鍵はめられていた。
窓から侵入した形跡も見られない。
まさか——
『大海賊の呪い』だとでもいうのか……。

——まてよ……(推)

犯人はラフタニアか、彼女の父親では?
ペンションのオーナーだから、
合鍵を使って入ったのかもしれない。
海賊の呪いだと思わせて、
ティアにこれ以上、捜査をさせないために。
それに、
ティアがこの事件を追うと宣言した時、
傍にいたラフタニアは少し困っていたような……。
母の死に関する趣返しゅがえしが動機で、
父親と共謀しているとか??

③海賊【謎・解/察・驚・憐・解】

あらすじ——
バカンスの四日目、
リリィ一行は大海賊の船を発見した。
しかし、彼女たちのふざけた行為があだとなり、
世界遺産に大きな損壊を与えてしまうのだった。
調べられればディン共和国の仕業だとバレる。
リリィたちは証拠隠滅に必要な金をかせぐため、
いかわしい手段にでるのだった……

————————

蠢く黒い影【謎】

海軍基地の宿舎にいたティア一行が、
女性軍人の悲鳴にけつけるシーン。

バカンス八日目。
マルニョース島海軍基地の宿舎の中。
そこに3人の少女がいた。
不審事件を潜入捜査していた黒髪ティア
ティアに協力をたのまれていた茶髪サラ
興をそそられていてきた灰桃髪アネット
女性軍人の悲鳴に駆けつけた3人は、
とても奇妙な光景を目の当たりにしていた……。

その少しまえ——
軍人の一人をたぶらかしていたティア一行は、
基地の中央管理室にしのびこみ、
見たこともない秘密兵器の設計図を見つけた。
それはスパイ用に特化した武器だった。
そこにグラニエ中将が現れた。
海軍基地の総司令官である。
しかも、ひとりで。

五十代半ばくらいの太った中将は知っていた。
ティアたちがディン共和国のスパイだと。
彼がなぜ知っていたのかは不明だが、
侵入してきたティアたちを案内した。
海軍基地の——裏研究所に。

縦横、約60メートルと40メートル——
サッカーのコート半分ほどの部屋に、
科学者たちがせわしなく働いている。
そこで、新兵器が開発されていた。

中将はその理由を教えてやる条件として、
今回の不審死事件の真相をきとめ、
犯人をばくしろと言ってきた。

ティア一行はその条件をのむことにした。
そして、天候がれていたため、
軍の宿舎をりていたのだった。

ところが、宿舎で停電が発生した。
くらい廊下のほうで女性軍人のきょうせいがひびく。
電気が走ったように部屋をとびだし、
っ暗な廊下をティアたちは駆けつけた。
腰をぬかして涙する女性軍人のほかに、
廊下には無数の軍人たちが呆然とたたずんでいた。

ティア一行はひろった懐中電灯で食堂をらした。
無気味な黒い影がうごめいていた。
食堂にはいそ臭さがまんしており、
彼らはボロい黒マントをまとっている。

茶髪サラと動物たちが影を追いはらうと、
彼らは窓から消えっていった。
停電が復旧し、室内は明るくなった。

まるで幻覚でも見ていたかのような——
それは海賊かいぞくを思わせる光景だった……。

——なぞ。(謎)

グラニエ中将はなぜ知っていたのか?
ティアたちがディン共和国のスパイだと。
新兵器開発は世界大戦が迫っているからだろう。
その武器を誰かが盗み、
不審死事件を起こしているようだが……
ボロマントの影たちが謎すぎる。
彼らは幽霊的な存在なのか?
現実として存在するリアル海賊なのか?
それとも……島民たちの嫌がらせか?

————————

殺人犯判明【解/察】

ビーチに呼び出したティアとサラが、
容疑者に自白させるシーン。

バカンス十日目。
夜八時をまわった〈カンフェザービーチ〉。
ティアとサラは容疑者を呼び出していた。
ひと目のつかない岩陰まで案内し、
逃げれないように二人は容疑者をはさんでいる。

少尉の殺人に使われていた凶器は判明していた。
電壊石シニスト・ピエージュ》——
一見ただの金属棒だが、
人を動かせるほどの電磁石をはっせられ、
刃物とみ合わせればバラバラにできる代物しろもの
それがぬすまれていたと中将は述べていた。

ティアはバカンス五日目の朝、
容疑者とばったり出遇であっていた。
民宿ペンションおもてにある広場で騒動が起きていた時、
相手はすごい荷物をかかえ、足早に移動していた。
目撃したティアに呼びかけられ、
わずらわしそうな顔もしていた。

相手は荷物の中身をこう言っていた。
今晩の料理に使うための食材だと。
ティアは疑っていた。
それは食材でなく——
メルシェ少尉の肉片ではないかと。
本当は海に捨てるはずだったけど、
そこはすでに海軍の捜査が始まっていたため、
彼女はしかたなく戻ってきたのだと。
そして、その肉片を料理に使おうしていた——
熟成肉のハンバーグだといつわって……。

岩陰で追いめられていた容疑者は、
証拠がないだろと言ってきた。
ティアには確信があった。
彼女の部屋に《電壊石シニスト・ピエージュ》があるはずだ。

容疑者はとうとう明かした。
使った凶器はすでにわたしてあると。
バカンス八日目の日にお守りとして、
赤髪グレーテにプレゼントしていたのだ。
もちろん、自分の指紋は除去してある。
今、ちゃくしているのはグレーテの指紋だ。

容疑者は言っていた。
何がなんでもクラウスと結婚し、
この島から抜け出すのだ、と。
六年前の許嫁——ラフタニアが。

——なるほど。(解)

まさか本当にシリアルキラーだったとは……。
バラバラにして持ち運び、料理にするって、
かなりサイコな少女ですねぇ。
アネットといい勝負になりそうです。

大事な仲間をめたことにティアは怒り、
金糸雀カナリア髪のラフタニアをなぐった。
そして、たずねたのだ。
なぜ自分ティアの部屋を海水まみれにしたり、
海軍基地を襲ったのか、と。

すると、ラフタニアは答えた。
ひょう子抜しぬけしたような顔で——
わしはしらんぞ?——と。

——まさか……(察)

ティアと同じ宿に泊まっている少女達——
銀髪リリィ、白髪ジビア、蒼銀髪モニカ、
この3人の仕業なのか?
彼女たちは〈洞窟群〉をまわっている。
いそ臭かったのはそのため?
ボロいマントの謎はもしや、
グレーテからもらっていた布じゃ……
しかし、その理由がわからない……。
海軍を恐がらせて基地拡大をあきらめさせるためか?
ティアの部屋を水浸しにしたのはなぜ?

————————

❸殺人鬼は別【驚】

再び海軍基地を訪れたティアとサラが、
グラニエ中将にたずねるシーン。

バカンス十二日目。
海軍基地の総司令室。
島の海が一望いちぼうできる最上階の部屋に、
グラニエ中将とティアとサラがいる。
三人だけの密会のようだ。

捜査報告に呼び出されたティアは言った。
全部理解している、と。
そして、彼女は中将に確認した。

 連続不審死事件の本当の犯人——
 それは、メルシェ少尉なのよね
、と。

三年前、少尉はある母親を殺害していた。
武器が盗めたのも彼が開発局長だったから。
メルシェ少尉の死は怨恨えんこんによるもので、
ラフタニアの母は彼のせいになっていたのだ。

——えっ!?(驚)

わお、そこまでは予想できませんでした。
クラウスと中将も顔見知りで、
ここ何日も接触していたんだと。
どうやら、グレーテは大丈夫そうですね。

————————

海賊ごっこ【憐】

バカンス四日目に大発見したリリィ一行が、
めをはずし過ぎちゃうシーン。

バカンス四日目。
リリィ、ジビア、モニカの3人は、
磯臭い島の洞窟どうくつを探検していた。
何百年もまえにかくされた財宝を目当てに。
そして、奇跡が起こる。
なんと、本当に発見してしまったのだ。
『大海賊ジャッカルの海賊船』を……。

巨大な洞窟をとおって顔をだしたれは、
まぎれもなく本物で、3人は大興奮。
船の中を探索してみれば、
夢のような財宝室があるではないか。
金貨、大粒のダイヤモンド、エメラルド……。

世紀の大発見をげたリリィ一行いっこうは、
船の甲板こうばんで海賊ごっこを始めだした。
のちに大きく後悔するとも知らずに……。

どこかの敵と戦っていることを想定して、
リリィたちは天に向けて発砲した。
それが開戦の合図だと言って。
しかし、そこは洞窟の中。
銃弾が天井に当たるのひつじょうだ。
すると、損壊しかけていた天井がくずれだした。
世界遺産ともなる海賊船に大きなあなが空いた。

愕然がくぜんとしていた少女たち。
ここは居住区と近いため、
いずれ誰かに発見される。
土砂崩れのおかげで運良くここに着いた——
大海賊ジャッカルの海賊船を。

穴は最初から空いていたことにする。
そう言ったのは白髪ジビア。
島民に知らせる前に財宝を少しくすねましょう。
そう言ったのは銀髪リリィ。

がしかし、モニカは言った。
島民に知らせるのは待った方がいい……
その前に銃弾を回収しないと……。

——あちゃぁ……(憐)

やっちゃいましたねぇ、3人とも。
でも、事故だから仕方ないんじゃ?
それに第一発見者として名を出せないでしょう。
スパイなんだから。
とういうか、リリィとモニカの関係、
いつも通りで不思議でした。
告白の答えを伸ばしていたのかな?

————————

水浸しの室【解】

海賊船に穴を空けてしまったリリィたちが、
探索用機材を買うために奸計かんけいを働くシーン。

バカンス六日目の夜。
リリィ、ジビア、モニカが動き出す。
彼女たちは同じ宿にまっている——
ティアの部屋に入っていった。
ちょうど彼女がサラとホステスに潜入し、
海軍の情報をさぐっていたときのことである。

リリィたちは部屋に海水をぶちまけた。
当然、弁償することを約束し、
管理人から許可はている。
彼女たちには今すぐお金が必要だったのだ。
照明機材などを購入し、
証拠となる銃弾を回収しなくてはいけない。

部屋に戻っときたホステス帰りのティアは、
海水まみれの部屋を無気味ぶきみがり、翌日、
クローゼットのあった衣服も全ててた。

その瞬間をカメラにおさめていたモニカは、
捨てられた衣服も回収した。

このマルニョース島では今、
わく的なティアは有名人である。
『黒髪のサキュバス』として、
軍人どもから多大な人気をあつめていた。

目出し帽をかぶったリリィ一行は、
夜の酒場に足をみ入れ、
海軍の連中をあおりだす。
本人である証拠写真を彼らに見せ、
オークションを開始したのだ。
ティアが着ていた衣類をすべて……。

——なるほど。(解)

水浸しの部屋の謎がやっと解明されました。
しかし、管理人もよく承諾しましたよね?
弁償できる保証なんてないのに……。
船の財宝のことはまだ言えないだろうし、
とんずらを疑われればおしまいです。

④黒幕【慮】

あらすじ——
資金調達が出来たリリィ一行いっこうは、
機材を購入し、発電機は基地からぬすんでいた。
照明のおかげで船を損壊させたしょうをみつけ、
これでようやく島民とうみんに報告できると思われた。
が、海賊船が大海たいかいに流れてしまうのだった。
いちは海軍に砲撃されそうになっていたが、
少女たちの活躍により、撃破はまぬがれた。
バカンス十三日目、『ともしび』の全員があつまり、
各々がこれまでの経緯いきさつを語りあう。
そして、クラウスはついに明かすのだった。
『灯』をバラバラに行動させた理由を……

————————

砲撃の回避【慮】

動きだした海賊船に乗っていたラフタニアが、
船とともにしずもうとしていたところ、
リリィ一行がそれを阻止そししようとするシーン。

バカンス十二日目の夕方。
巨大洞窟のなかにとどめていた海賊船が、
きりがかった大海原に流れてしまっていた。
アネットがけいりゅうのロープを切ってしまったのだ。
船内にはリリィとモニカがまだ残っている。
ジビアは助けをびに宿の方へ向かっていた。

海軍基地のほうまで流れていた海賊船に、
ラフタニアを連れてきたジビアがもどった。
彼女ラフタニアがモーターボードをしてくれたのだ。

船と船をロープで堅くむすび、
ジビアたちも海賊船に乗りこんだ。
この後どうするかを考えていると……
つと大きな轟音ごうおんが響きだした。
金糸雀カナリア色の髪をした色黒のラフタニアが、
なぜか大砲をちだしたのだ。

モニカ、リリィ、ジビアはぜんとする。
すると、海軍基地の大砲がこちらに向けられた。
どうやら、海賊船もろとも撃破させるようだ。

それがラフタニアのねらいだった。
突然、リリィ達に殺人の告白をしていた彼女は、
船とともに沈没すること考えている。
クラウスにられてしまい、
島から出る希望を失ったせいだ。
海軍につかまってしまうのは時間の問題……。

しかし、リリィたちはそれを許さない。
ラフタニアを死なせるつもりはないし、
この海賊船を沈没させるつもりもない。
なんとしても海軍の砲撃を止めるのだ。

リリィは仲間にあるさくを提案するのだった。

——こうしたら……(慮)

【海軍基地の砲撃を止める方法】
プランA
見える位置でリリィたち全員下着姿になる!
海軍たちに武装していないことを示せば、
砲撃を止めてくれる。

プランB(奇策ではない……)
SOS信号を出す!
モーターボードの無線を使う。
モーターボードの発煙筒を使う。
リリィたちが購入していた機材照明で、
光のSOSをだす。

いや〜、難しい……。
無線で海軍と交渉してみます?
少尉をやった犯人を渡すよって。
リリィの毒で仮の死を偽り、
後からラフタニアを国外に逃すとか……。

⑤継承【突】

あらすじ——
『灯』が結成されるまえ、
ほむら』の兄弟がライラット王国で暗躍あんやくしていた。
彼らは《暁闇計画ノルタルジア・プロジェクト》の噂を聞きつけ、
裏で奸計かんけいを働く王国を転覆させようと決意する。
それから二年後……、
兄弟の意志は少女たちにがれる。
ライラット王国に残った16歳のエルナと、
もう一人残っていた——その同居人の少女。
最強の諜報機関『創世軍そうせいぐん』と遭遇そうぐうし、
追われる身となった二人の少女達は決意する。
ライラット王国の政府を転覆てんぷくさせるのだ。
二人の少女たちの活劇かつげきが始まろうとしていた。

————————

占い師の案【突】

お金に困っていたワトーこうしゃくに、
謎の占い師が甘い話を持ちかけるシーン。

ライラット王国首都ピルカ。
首都から近い裏カジノの席で、
ある貴族の男が人生をけた大勝負に出ていた。

ワトー侯爵——
年齢?。
妻子持ち。
胡椒コショウ農場のりょうしゅ
世界大戦以降、地元のストライキや、
他国からの穀物輸入などで収入は急落し、
れにあいって財産のほうも激減していた。

二日前——。
ワトー侯爵はこの窮状きゅうじょうから抜けだすため、
知人の紹介で、ある占い師を屋敷にまねいていた。
占い師は侯爵の機微きびから現状をさとり、
彼にあまいみつのような話を持ちかけた。

それは、裏カジノでり金すべて賭けること。
——? どこが甘い話なのか?
それは、必ず勝てるようになっているから。
すでに占い師の兄弟がカジノにせんにゅうしており、
兄のテーブル席に着けば、それでオーケー。
ディーラーである双子の兄は、
ルーレットの玉を自在にあやつれるという。
イカサマをうたがわれないように負け続け、
最後の最後で全財産を賭けて勝つという計画シナリオ

占い師は、いっさい取り分を求めないという。
ただ、裏カジノを運営する悪名高い貴族——
リュシドール家をおとしいれたいだけだ、と。

そんな虫歯が出来しまうような甘言かんげんに、
ワトー侯爵は疑惑的な白い目を向けていた。
すると、占い師はこう言ったのだ。

 僕が人質ひとじちになります。
 もしもの時はまよわずころしてください、と。

侯爵は二日後、
占い師の兄が手配するテーブル席につき、
おもわずきょうがくしていた。
本当に玉をピンポイントに操作していたのだ。
それを確認したワトー侯爵は決意する。
彼は占い師のさくに乗っかり、
持ちうる全財産を賭けるのだった……。

——おいおいっ!(突)

ちょっと、それはリスク高すぎ。
もし、兄が裏切ったり、失敗すれば、
全財産を失い、膨大な借金が残ります。
後で弟の命を奪っても、それは変わりません。

スパイ教室09 《我楽多》のアネット
竹町(著)
トマリ(イラスト)
KADOKAWA

あとがき

『灯』の少女たちの秘武器ラストコードが楽しみ!

前巻では銀髪リリィの秘武器が登場しました。
杖の先に風車がついた毒の噴射器です。
これは工作を得意とするアネットの創作物。

今回も裏で暗躍していたアネットは、
すでに各メンバーの秘武器を考えている模様。
とりあえず、武器名は明かしてくれました。

失楽園しつらくえん》——『花園』のリリィ。
悪戯いたずらむすめ》——『愛娘』のグレーテ。
幻劇げんげき》——『夢語』のティア。
ばんせつ》——『愚人』のエルナ。
あまのじゃ》——『百鬼』のジビア。
付焼つけやき》——『氷刃』のモニカ。
高天原たかまがはら》——『草原』のサラ。
らく》——『忘我』のアネット。

いったい、どんな武器になるのか、
まったく検討もつきません。
それをひねり出そうとしているのだから、
下町先生の天才っぷりに期待でウキウキです。

ちょっと予想してみましょう。

《悪戯娘》——ドライヤー型の火炎放射器。
《夢幻劇》——感電させる鞭。
《万愚節》——殺傷力のある近接戦型水鉄砲。
《天邪鬼》——跳躍力を何倍も上げるシューズ。
《付焼刃》——鎌鼬かまいたちを発する不思議な剣。
《高天原》——バーナード氏に付ける降下爆弾。

うん、まず当たることはないでしょう。
当たったら奇跡ですよ、奇跡。

スパイ教室09 《我楽多》のアネット
竹町(著)
トマリ(イラスト)
KADOKAWA

『スパイ教室09 《我楽多》のアネット』の用語集

体言(物の名前・指示)

双璧そうへき(どちらがすぐれているとも定めかねる、二つのすぐれたもの)
ペンション(ホテル風の民宿。民宿のうち、建物が西洋風の瀟洒な外観・内装で、食事も主に西洋料理を提供する宿泊施設を指す)
フレアトップ(フリル状の布で覆ったデザインのトップス)
アバンチュール(恋の冒険。火遊び)
ウンディーネ水の精。湖や泉などに住み、性別はない。美しい女性の姿をしているとされ、人間との悲恋物語が多く伝えられている)
ビーチフラッグス(砂浜の旗を取り合って、走力や反射神経を鍛えるためのスポーツ。)
金糸雀かなりあいろ(野生のカナリアの羽色のような少しくすみのある黄色)
コントラスト(明るい部分と暗い部分との明暗の差)
採寸さいすん(注文で衣類を作る時、体の各部の寸法をはかること)
オブジェ(インテリアにおける「彫刻」や「飾り物」などを指す)
チャペル(儀式をする為に作られた会場。本来クリスチャンが礼拝する場所)
もうしゅう(悟りきれず、心の迷いによってあくまで離さないでいる執念。妄念)
ほんりゅう(激しい勢いの流れ)
マスト(帆柱。帆船の甲板に帆を張るために立てられた垂直棒)
相好そうごう(かおつき。表情)
恫喝どうかつ(おどして、恐れさせること)
げん(あとで証拠となる(約束の)言葉)
主幹しゅかん(中心になって、ある仕事をする人。主任。取締り)
コードブック(暗号書,信号書)
クーデター(暴力的な手段の行使によって引き起こされる変革)
金策きんさく(いろいろ工夫して必要な金銭をととのえること)
えい(いきいきと働こうとする気力。元気)
そう(予定した距離を走りとおすこと)
慟哭どうこく(悲しみのあまり、声をあげて泣くこと)
ストライキ(労働者が集団で会社に圧力をかけ、対等な立場で交渉を行う手段で、争議行為のひとつ)
りょ(苦心して、いろいろと考えること。思い悩むこと)
こん(親しく交際して、仲のよい間柄であること)
けん(きぬいと。蚕の繭の糸)
しんしょう(競技などで、かろうじて勝つこと)
せきりょう(心が満ち足りず、もの寂しいこと)
ホームカミング(組織の存在を祝うために卒業生や組織の他の元メンバーを歓迎する伝統)
グラフィティアート(スプレーを用いて、公共の場に描かれる文字および絵

動詞(ウ段で終われる)

いき(はげしく勢いこむ。威勢よく言いたてる)

慣用句(複数の単語で特定の意味)

いっしょう(笑って問題にしないで済ます。 ばかにして相手にならないでいる)
えんもたけなわ(酒宴の席が一番盛り上がっている状態)
つゆらず(まったく知らないで。 全然知らずに)
もとただ(物事の起こりや原因を調べて、はっきりさせる)
さらにする(驚いたり、物を探したりするときに、目を大きく見開く)

形容動詞(~だった、~です)

とんきょう(ひどく調子はずれで、まぬけなさ様)
颯爽さっそう(人の姿・態度・行動が、さわやかで勇ましい様)
えんきょく(露骨でなく、遠まわしに言う様)
淫猥いんわい(情欲を刺激する、下品でみだらなこと。その様)
安牌あんぱい(安全な様。危険が少ない様)

四字熟語

千戦せんせんはい(造語。負けなしという意味?)

形容詞(「い」で終わる)

おどろおどろしい(不気味で恐ろしい。すさまじい。ぎょうぎょうしい。大げさ)

副詞(状態・程度・呼応)

おずおず(と)(相手を恐れて、ためらいながらする様子。おそるおそる)

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※:執筆者の独断と偏見が含まれます。
※:本ページの情報は2023年3月時点のものです。
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